輻輳(ふくそう)
正視眼で斜視のない人が無限遠の物体を見るとき,両眼の視線は平行であるが,近距離にある物体を見る場合には,両眼の視線がその上に向って集る。この機能を輻輳という。輻輳の単位はメートル角で,注視点までの距離をメートルで表わした数値の逆数で示す。たとえば,眼前 0.5mの距離にあるものを見るとき,両眼の視線がはさむ角は2メートル角になる。両眼の輻輳の程度に応じる眼筋の緊張の変化は,奥行知覚の一つの手掛りになると考えられている。
引用元:輻輳(読み)ふくそう
輻輳(ふくそう)
正視眼で斜視のない人が無限遠の物体を見るとき,両眼の視線は平行であるが,近距離にある物体を見る場合には,両眼の視線がその上に向って集る。この機能を輻輳という。輻輳の単位はメートル角で,注視点までの距離をメートルで表わした数値の逆数で示す。たとえば,眼前 0.5mの距離にあるものを見るとき,両眼の視線がはさむ角は2メートル角になる。両眼の輻輳の程度に応じる眼筋の緊張の変化は,奥行知覚の一つの手掛りになると考えられている。
引用元:輻輳(読み)ふくそう