うつ病による障害年金の請求事例を紹介します

困難な状況でも諦めない心が導いた障害年金受給までの道のり

Aさんはうつ病を患い、10年以上前に障害認定日を迎えていました。その時点では休職中で仕事を続けられない状況であり、その後も休職と復職を繰り返し、最終的には退職を目前にご相談をいただきました。これまで10か所以上の病院を転院され、主治医との相性やトラブルによる転院が続いたとのことでした。

相談を受けた当初、Aさんは日常生活で母親の支援を必要としており、仕事ができない状態が続いていました。障害認定日に遡っての請求が可能かを慎重に検討する必要があり、勤務表から当時の休職状況を確認しましたが、その後の就労期間についての判断が大きな課題となりました。また、認定日当時の主治医との関係が悪化しており、診断書の依頼に抵抗を感じておられました。

そのような状況の中、私たちは可能な限り謙虚な姿勢を崩さず、主治医への診断書作成依頼に向けてのシミュレーションを何度も行いました。Aさんにも心の準備をしていただき、主治医からどのような反応があっても動じないよう、一緒に取り組みました。診断書作成を依頼した際、当初は主治医から「障害年金はもらえない」と否定的な言葉をいただきましたが、私たちはその言葉に対し誠実に対応しました。その結果、主治医が徐々に協力的な態度を見せ、最終的には適切な内容の診断書を作成していただける運びとなりました。

その後、現在の主治医にもスムーズに診断書を作成していただき、相談を受けてからわずか1か月半で申請が完了しました。結果として、Aさんは障害認定日での遡及請求が認められ、2級に該当。約760万円の遡及分を受給されることとなりました。この結果にAさんは驚きと喜びを隠せない様子でした。

主治医との信頼関係を築くことの大切さを改めて実感した事例です。誠実に対応することで、たとえ厳しい状況であっても結果を導き出すことが可能であると、私たちは強く感じました。

障害年金の申請における難しさを理解し、諦めない姿勢で支援を続けることが、結果的にAさんの笑顔につながった一例でした。

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