うつ病による障害年金の請求事例を紹介します

障害年金の適正な等級認定に向けた取り組み

Aさんは、長年にわたりうつ病を患い、仕事ができない状態が続いていました。しかし、受給していた障害厚生年金は3級のままで、自身の状態に見合った認定なのか疑問を抱えていました。

札幌障害年金相談センターにご相談いただいた際、これまでに提出された診断書を拝見したところ、障害年金2級に該当する可能性が十分にある内容でした。初回の申請時や更新の際に提出された診断書を詳しく確認し、Aさんの現在の状況を考慮した上で、より適正な等級への変更ができるかどうか慎重に判断いたしました。

障害年金の再請求はできない状況でしたが、等級の見直しを求める「額改定請求」を行うことで、3級から2級へ変更できる可能性があると判断し、その方向で進めることとなりました。

また、ちょうど更新の時期と重なっていたため、診断書を新たに取得することなく、障害状態確認届と同時に障害給付額改定請求書を提出する方法を提案いたしました。この方法により、余分な手間や費用をかけずに請求手続きを進めることができました。

結果として、障害年金の再審査により2級への等級変更が認められ、受給額も年間約60万円から約125万円へと増額されました。もし、初回申請時に適切な対応がなされていれば、早い段階で2級に認定されていた可能性が高いと思われます。しかし、障害年金の申請や等級認定は複雑な判断が伴うため、不服申立てや額改定請求など、その時点で可能な最善の選択をとることが重要です。

障害年金の等級認定に疑問を感じた場合は、一人で悩まず、早めに専門家へ相談されることをおすすめします。Aさんのように適正な認定を受けられる可能性がある方が、適切なサポートを受けることで本来の権利を守ることができます。

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