うつ病による障害年金の請求事例を紹介します

一歩一歩前進するための支え

Aさんのお母様は数年前からうつ病を患っており、今回、娘さんからご相談をいただきました。もともと明るく楽しい性格の方でしたが、気を遣いすぎる傾向があり、精神的に弱い部分が見られることを娘さんから伺いました。

約2年前、職場で望まない異動を命じられたことが契機となり、心身の調子を崩されました。異常を感じた娘さんが精神科を受診させたところ、うつ病と診断されました。その後すぐに休職を余儀なくされましたが、症状が改善しないまま退職され、家に引きこもり、日常生活全般を家族が支えざるを得ない状態が続きました。面談の際も、Aさんのお母様は怯えた様子で目を伏せたまま、会話すら困難な状況でした。

そのような中で、当相談センターとしては、医療機関との適切な連携が必要だと判断しました。Aさんのお母様が普段一人で診察を受けていたことから、日常生活での困難さが医師に十分伝わっていない可能性が高いと考えました。そこで、診察時に娘さんが同席し、家庭での実際の状況を直接医師にお話ししていただくようお願いしました。また、具体的な日常生活の状況を紙にまとめ、診断書作成の際に役立ててもらえるよう提案しました。

最初の医療機関では、医師の主観に基づく偏った見解により障害年金の申請が否定されましたが、娘さんのご希望を尊重し、患者や家族の声に真摯に耳を傾けてくれる新たな医療機関をご紹介しました。その結果、新たな医師の適切な診断をもとに診断書が作成され、無事に障害厚生年金1級が認定されました。

精神疾患においては、診断書が正しく作成されるか否かが年金申請の成否を大きく左右します。当センターでは、一つひとつのケースに寄り添い、適切な手続きのサポートを通じて、相談者の方が安心して前に進めるようお手伝いを続けてまいります。

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社会保険労務士法人ファウンダー  / 札幌障害年金相談センター 

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