うつ病による障害年金の請求事例を紹介します

うつ病と闘う40代男性の障害年金取得への道のり

札幌障害年金相談センターに、Aさんという40代の男性の方がご相談にいらっしゃいました。Aさんは10年以上前からうつ病を患っており、症状の波により休職と復職を繰り返していました。しかし、症状は徐々に悪化し、ご相談時には復職の見込みが全く立たない状態でした。

Aさんは4つの病院を転々とされており、初診日のカルテの存在も不明でした。さらに、傷病手当金の支給も終了し、小さなお子さんもいらっしゃるため、将来に大きな不安を抱えていらっしゃいました。

当センターの社会保険労務士が状況を詳しく伺ったところ、Aさんの症状は明らかに重く、現在は2級に該当するレベルだと判断しました。障害認定日頃は、休職期間の狭間にあり、なんとか仕事ができていた状態だったため、障害認定日で3級の遡及、現在は2級という結果を目指すことにしました。

幸運にも、初診日に通院していた病院にカルテが保管されており、受診状況等証明書を取得することができました。障害認定日当時の通院先には、当センターから詳細な情報を提供し、ほぼ完璧な内容の診断書を作成していただきました。この診断書の内容は2級に該当する程度でしたが、就労していた事実をどう判断されるかが鍵となりました。

現在通院中の病院からも2級相当の診断書をいただくことができました。申請の結果、障害認定日に就労していたにもかかわらず、2級での遡及が認められ、現在も2級と判定されました。3級と2級では遡及額に2倍以上の差があり、Aさんはこの結果に大変喜んでくださいました。

この事例から、障害年金は「仕事をしていたらもらえない」「仕事をしていたら3級」といった単純な決めつけではなく、個々の状況に応じて可能性を探ることが重要だと、私たちは改めて実感しました。Aさんのケースを通じて、私たちもまた多くのことを学ばせていただきました。

《問合せ》は

●「電話080-3268-4215 」 又は 「こちらのフォーム(メール)」でお申込み下さい。

社会保険労務士法人ファウンダー  / 札幌障害年金相談センター 

受付時間 平日 9:00-20:00(土日祝も対応可)

連絡先 ℡:080-3268-4215 / ℡:011ー748-9885

所在地〒007-0849 北海道札幌市東区北49条東13丁目1番10号