がんの5年生存率と余命

先日、すい臓がんの方が障害年金のご相談にお越し下さいました。すい臓がんの5年後の生存率が10%ととても低く、6歳のお子さんの為に今できることは何でもしておこうと考えてお越しになられたそうです。

私とそんなに年齢も変わらず、同じく6歳の子供がいる父親としては身が切られるような思いでした。

ふと、「5年生存率」と「余命」について

がんの「5年生存率」と「余命」とは

5年生存率

『5年生存率』とは、診断から5年経過後に生存している患者の比率を言います。ただ「5年」の他にがんの種類や比較などの目的に応じて、1年、2年、3年、10年と各々の生存率が用いられることがあります。

単純に〇〇癌だから、生存率は〇〇%という話ではなく、対象が入院患者のみか、来院した患者をも含めるのかなど、がんが発見されたときのステージによっても、部位が複数ある場合でも、異なる為、生存率を計算する場合はどのような対象について計算するのか注意が必要なようです。

余命とは

『 がんの余命 』とは、医師が「あくまでも、これくらいの期間は生存しているであろう」という推測です。

この推測をする際に用いられるのが「5年生存率」のデータです。

様々な要因を総合的に判断して、「余命」を推測する形です。

5年生存率は、余命を推測するのにもデータとして活用されているんですね。

<追伸>

私の母は、肝臓がんで平成18年12月10日に亡くなりました。

肝臓癌だと分かったのが、多分本人は平成18年8月には告知を受けていたんだと思います。そして、9月に急に入院すると言い始めて入院。「しばらく出来ないから」と言って、パークゴルフを楽しんで入院をしました。

箇所も悪くて摘出手術もできず、放射能治療や抗がん剤治療を受けていました。

医師からは「来年の春頃」と余命を言われていましたが、急に12月に死去しました。

自分としては、心の準備が出来ない内に亡くなってしまいました。医師に言われた「春」には心の準備が出来たかは分かりませんが、もう少し肉親と一緒に居たかった思いは今もあります。

今、私が障害年金のお仕事をさせて頂けているのも、私に母が病気で亡くなった人の辛さを教えてくれたからだと思います。感謝を忘れず頑張らないとですね。