ご本人は「働ける」。病院側は「とてもそんな病状ではない。

STさんは子供を保育園に預けてフルタイムで忙しく働いているうちに、とても疲れて、仕事のストレスも有って精神的に追い詰められていました。もともと夫との関係も悪く、暴力を受けており、夜不安になって眠れなくなりました。

夫に行き先も告げられずに精神病院に連れて行かれ、急性錯乱状態となり、「統合失調症」として即日医療保護入院となりましたが、本人の病識も乏しく理解は不完全でした。

仕事が好きで働きたく、復職を目指していました。あくまでもご本人は「働ける」という思い・認識であった為、就労が困難との診断する病院側と、それだけでなく同居しているご家族との仲がこじれてしまい離婚までされました。病状も悪く、職場も許される最大限の休職期間を設けて頂きましたが病状が回復できず退職となりました。

その後、自分が病気である事を認められ、かつ、元夫から障害年金の申請を勧められて、当センターへ委任されました。

初診日において公務員だった方の障害年金申請方法は、会社員や自営業の方とは違ってきます。

申請書類自体から年金事務所では受け取れないため、当事務所では加入共済組合を確認し、必要書面を整えていきます。また、申請書類提出後も、共済組合の場合は、追加書類提出を求められる事が多いですが、全て対応しました。