うつ病による障害年金の請求事例を紹介します

自閉症スペクトラム障害を伴ううつ病で苦しむ若年女性の事例」

Aさんは、当センターにご相談に来られた際、深刻な状況に置かれていました。20代の女性で、うつ病と自閉症スペクトラム障害という診断を受けておられました。横浜市にお住まいのAさんですが、私どもの経験を活かしてお力になれればと考え、ご相談をお受けいたしました。

Aさんの症状の始まりは学生時代にさかのぼります。完璧主義的な性格から、高校生の頃には神経性やせ症の症状が見られていたようです。その後、動物の専門学校へ進学されましたが、周囲との関係づくりに苦心され、孤立状態に陥られました。食欲減退や睡眠障害などのうつ症状が現れ、精神科での受診によりうつ病と診断されました。

治療を継続されましたが、症状の改善が思うように進まず、別の医療機関を受診された結果、幼少期からのコミュニケーションの困難さが明らかになり、自閉症スペクトラム障害の診断に至りました。専門学校は残念ながら中退を余儀なくされ、その後の就職でも職場への適応が難しく、退職される結果となりました。

私どもでは、Aさんの状況を丁寧に確認させていただき、障害年金の申請に向けて準備を進めました。最初の受診医療機関から初診日の証明書を取得し、現在の主治医の先生には、うつ病の症状に加え、自閉症スペクトラム障害による社会生活上の困難さについても診断書に記載していただきました。

特に重視したのは、継続的な対人関係の構築が困難であること、社会活動への参加が著しく制限されていること、そして日常生活全般において両親様の支援が不可欠な状況であることでした。これらの事実を適切に示すことで、申請月からの障害基礎年金2級の受給が認められました。

現在もAさんは、ほとんどの時間をベッドで過ごされており、食事や身の回りのことも両親様の援助なしでは困難な状況が続いています。私どもは、このような困難な状況にある方々に少しでもお力添えができればと考え、今後も誠実な支援を続けてまいります。

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