うつ病による障害年金の請求事例を紹介します

うつ病による生活困窮からの再起支援

Aさんは30代の男性で、職場で責任者に抜擢されたことをきっかけに過度な労働を強いられることになりました。上司からの期待に応えようと必死に働き続けた結果、心身の不調が顕著になってきました。当初は市販薬で対処しようとしていましたが、ある朝突然、起床困難な状態に陥り、母親が様子を見に来た際に錯乱状態となって救急搬送される事態となりました。

私ども札幌障害年金相談センターでは、Aさんのご相談をお受けした際、まず救急搬送された病院での初診日の確認から始めさせていただきました。その後の経過として、Aさんは精神科専門医による治療を継続されましたが、症状の改善が思わしくなく、複数の医療機関での受診を余儀なくされていました。就労意欲はあったものの、パートタイムや派遣での勤務も1ヶ月と持たず、すべての仕事を断念せざるを得ない状況でした。

ご自宅での生活においても、不眠や強い倦怠感、食欲不振による体重減少が見られ、炊事や洗濯などの基本的な家事すら困難な状態が続いていました。母親による日常的な支援なしには生活が立ち行かない状況でした。

障害年金の申請にあたり、私どもは初診日から1年6ヶ月時点での診断書の取得を試みましたが、最初に相談した病院では担当医の退職により作成が困難との回答でした。しかし、慎重に受診歴を確認させていただいたところ、同時期に別の医療機関への通院歴が判明しました。この病院から診断書を取得できたことで、約5年分の障害厚生年金2級の遡及支給が認められました。

このケースでは、救急搬送による初診日の明確な特定、複数の医療機関への通院歴の丁寧な確認、そして日常生活における具体的な支障の詳細な記録が、申請の承認につながったと考えております。

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