うつ病による障害年金の請求事例を紹介します

うつ病による生活困窮からの希望

Aさんは40代の男性で、長時間残業や上司からのパワーハラスメントにより、徐々に心身の不調を感じ始めました。不眠や食欲不振、強い不安感に襲われ、体重も減少。やがて日常生活の基本的な動作すら困難になり、家族の支援なしでは生活できない状況に追い込まれました。

札幌障害年金相談センターにご相談いただいた際、Aさんは既にメンタルクリニックで治療を受けていましたが、初診日の特定に苦慮されていました。最初の受診は職場近くの内科での1回限りの診察で、その後も複数の内科を転々としていたため、ご本人も初診日がどの医療機関なのか把握できていませんでした。

私どもは、Aさんのお話に時間をかけて耳を傾け、受診歴を一つひとつ丁寧に紐解いていきました。その結果、最初に受診された内科医院を特定することができました。これが初診日として認定される重要な転機となりました。

初診日の特定後、私どもはAさんの状態を詳しく確認させていただきました。食事、入浴、金銭管理など、ほとんどの日常生活動作に家族の支援が必要な状況でした。また、うつ病の症状により就労は困難で、この状態は長期的に継続すると予想されました。

このような状況を踏まえ、私どもは障害年金の申請支援をさせていただき、幸いにも申請月から障害厚生年金2級が認定されました。些細な事でも、お気軽にご相談ください。私どもは、皆様の声に真摯に耳を傾け、一緒に解決策を見出していきたいと考えております。

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