うつ病による障害年金の請求事例を紹介します

うつ病による長期療養から希望の光へ

私どもの事務所にAさんがご相談に見えた時、20年以上に及ぶ複雑な病歴の中で、ご本人も記憶が曖昧になっておられる部分が多々ありました。

Aさんは大学卒業後、WEBデザイナーとして活躍されていましたが、過度な仕事量により心を病み、A医院を受診、その後B病院に2ヶ月間入院されました。2年の静養期間を経て再就職され、その後7年間は昇給を重ねながら、ご結婚やマイホーム購入など、充実した日々を送られていました。

しかし、会社のM&Aを機に職場環境が一変。次第に心の不調が顕著となり、C医院での治療が始まりました。その後、引きこもり状態が続き、10年にわたり配偶者様のサポートを受けられましたが、最終的には離婚。実家での同居も叶わず、アパートでの単身生活を余儀なくされ、生活の維持が困難な状況でした。

私どもでは、丁寧な聞き取りを通じて、当初C医院を初診と考えていた方針を、諸事情を考慮した上で維持することとしました。特に、7年間の安定期があったことは、社会的治癒を示す重要な事実でした。この判断に基づき、詳細な申立書を作成し、現在の生活状況も含めて、きめ細やかな資料作成に努めました。

結果として、C医院受診を初診日とする障害厚生年金2級(遡及)が認められ、Aさんの生活再建への第一歩を支援させていただくことができました。

この事例は、複雑な病歴があっても、丁寧な聞き取りと適切な請求方針の立案により、ご本人様に最適な支援が可能であることを示しています。私どもは、これからも一つ一つの事例に真摯に向き合い、ご相談者様の生活再建のお手伝いを続けてまいります。

諦めていた障害年金が受給できた喜び

Aさんは、交通事故をきっかけにうつ病を発症し、20年以上通院を続けていました。以前、自力で障害年金の申請を行いましたが、結果は不支給となり、それ以来「自分は障害年金を受け取る資格がない」と長い間諦めていたそうです。しかし、仕事ができない状態が続き、生活の不安が増す中で、藁にもすがる思いで札幌障害年金相談センターにご連絡をいただきました。

私たちは、Aさんの発症時から現在までの生活状況や就労状況について詳しく伺い、まずはAさんの状態を正確に把握することから始めました。交通事故が原因の障害年金申請には、通常の書類に加えて特別な書類が必要になる場合があるため、事故当時の詳細についても慎重にヒアリングを行いました。Aさんの病歴が長く、安定した就労が困難であることを考慮し、障害年金を受給できる可能性が高いことをお伝えしました。

次に、以前の申請時の記録を年金機構から取り寄せ、不支給の原因を徹底的に分析しました。今回の申請では、医師に現在の状態をしっかりと反映した診断書を作成していただくよう依頼し、書類準備を慎重に進めました。その結果、Aさんは障害基礎年金2級の受給が決定しました。「もし今回も不支給になったら、もう障害年金は諦めようと思っていました」と話していたAさんにとって、受給決定の知らせは大きな喜びとなりました。

障害年金は一度不支給となっても、再挑戦することが可能です。生活にお困りの方や申請に不安を抱えている方は、ぜひ一度専門家にご相談ください。

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