うつ病による障害年金の請求事例を紹介!!

うつ病で障害年金を受給するための支援

Aさんは、数年前の冬から疲労感を強く感じるようになり、仕事から帰宅後は動けない日が増えました。体調不良が繰り返し悪化し、退職を余儀なくされ、現在は実家で静養中です。日中ほとんど寝たきりの状態で、気分の落ち込みや強い疲労感に加え、突然涙が止まらなくなることもありました。家族の支援で何とか生活を続けられていますが、将来への不安は大きく、相談に至りました。

私たちは、このような状況のAさんの負担を少しでも軽減するために、障害年金の申請手続きをお手伝いしました。初診日は厚生年金加入中であったため、3級相当の受給が可能であると判断し、必要な書類の準備を丁寧にサポートしました。特に、診断書の作成においては、Aさん自身が医師に現状をしっかり伝えるお手伝いをし、スムーズな申請が実現しました。

結果として、障害厚生年金3級の受給が決定し、年額586,300円が支給されることになりました。Aさんの生活を支える一助となればと願っています。障害年金の申請には多くの手続きと確認が必要ですが、私たちは相談者の状況に寄り添いながら最善のサポートを提供しています。まずはお気軽にご相談ください。

困難を乗り越えた障害年金請求のサポート

Aさんは神奈川県にお住まいの50代の方で、長い間うつ病と向き合ってこられました。約20年前、職場での人間関係や金銭的な不安、さらにはお父様の介護が重なり、大きな精神的負担を感じていたといいます。その頃から微熱や倦怠感が続き、動悸や寝汗、食欲不振といった症状に悩まされ、メンタルクリニックを受診しました。当初は自律神経失調症との診断でしたが、治療を続ける中で医師との相性が良くなく、症状は悪化していきました。そして、ついには仕事を辞めざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。

その後、医療機関を転々とする中でようやく2番目の病院でうつ病と診断され、障害認定日を迎えますが、ここでも医師との相性が良くなく、再び転院を繰り返します。そして現在の医療機関にたどり着き、相性の良い医師に出会えたことで、障害年金の存在を初めて知ったそうです。

しかし、約20年前の初診医療機関には診療記録がほとんど残っておらず、受診状況等証明書にも「不明」と記載されてしまう厳しい状況でした。それでも、初診と終診の日付が確認できたため、初診日証明が認定されました。一方、障害認定日診断書については、2番目の医療機関に依頼したものの、カルテの情報が不足していたため重要な項目がほとんど書かれず、不完全な内容で提出せざるを得ませんでした。それでも、現在の医療機関の協力を得て詳細な診断書を作成し、事後重症請求として障害年金の申請を行いました。

その結果、障害基礎年金2級(事後重症)が認定され、年額約82万円の受給が決定しました。Aさんが抱えていた複雑な事情にもかかわらず、私たちがサポートさせていただけたことで、受給に至ったことは大変嬉しく感じています。私たちは常に相談者様の立場に寄り添いながら、精一杯のお手伝いをさせていただいております。

うつ病患者の障害年金申請における主治医との関係改善と成功事例

Aさんは、10年以上前からうつ病を患い、障害認定日当時は休職中で仕事ができない状態でした。その後も休職を繰り返し、退職を目前に控えた時期に札幌障害年金相談センターにご相談いただきました。

Aさんは、これまでに10か所以上の病院を転々とされており、主治医との相性の悪さや病院スタッフとのトラブルが原因で転院を繰り返していたそうです。

私どもは、Aさんの現在の症状を拝見し、日常生活においても母親の援助が必要な状態であることから、2級程度に該当すると判断いたしました。しかし、障害認定日での遡及請求が可能かどうかが課題でした。

障害認定日当時の主治医との関係が悪化していたため、診断書作成の依頼に不安を感じておられたAさん。私どもは、主治医への依頼方法について様々なシミュレーションを行い、Aさんと一緒に準備を重ねました。

謙虚な姿勢で診断書作成を依頼したところ、主治医の態度が徐々に軟化し、最終的には2級相当の内容で診断書を作成していただくことができました。現在の主治医からも迅速に診断書をいただき、申請の準備を整えることができました。

結果として、Aさんは障害認定日での2級の遡及請求が認められました。当初は諦めていた遡及請求だったため、Aさんは結果を聞いて驚かれていました。

私どもの経験上、診断書作成の依頼時に主治医から冷たい対応を受けることは珍しくありません。しかし、主治医の立場や考えを理解し、誠実に対応することが重要だと考えております。権利を主張するだけでなく、相手の意見に耳を傾け、丁寧なコミュニケーションを心がけることが、円滑な申請手続きにつながると信じております。

この事例を通じて、私どもは改めて、患者様と医療関係者との良好な関係構築の重要性を実感いたしました。今後も、一人でも多くの方の障害年金申請のお手伝いができるよう、誠心誠意努めてまいります。

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